次世代へ繋ぐ真空管プリアンプ“G-70”
現代的スペックと昔からの音作りの両立を目指し、膨大な時間をかけて試聴を繰り返し選定したパーツを効果的に配置。
合理的かつ強力な電源回路、無駄のない短い信号経路、音質への影響を考慮したヒーター回路を新規開発。
真空管アンプだけでなく、トランジスタアンプとの接続でも存分に音の魅力が引き出せるプリアンプが完成しました。
特徴
- モジュール化によりハンドワイヤリングの良さを継承しつつプリント基板なみの短い経路を両立
- 電源回路はリップルフィルタとデカップリングのコンデンサを明確に分け、強力な電源部を構成
- 3種類、計700μFで構成されたデカップリングコンデンサ群は各コンデンサのクセを押さえつつ、肌合いの良い音調に寄与
- DC点火のヒーター回路は試聴を繰り返し選定したCRパーツ、大型のブリッジダイオード、TO-3タイプのトランジスタを採用
設計指針
プリアンプはオーディオシステムの中核であり、音の“気質”を決定付けるコンポーネントである事から、現代的なスペックを十分クリアした上で洗練された音色を追求することが重要
- 回路はプレートフォロア、カソードフォロアの直結方式。低出力インピーダンスとし音の鮮度とダイレクト感を確保。真空管は6072 を採用。
- ラインアンプのモジュール化とデカップリングコンデンサによりシグナルループを極小化。
- 試聴を重ねた高品質パーツ、SSW(シルクシルバーワイヤー)、銀箔コンデンサ、オリジナル電源トランスなどを採用。シャーシは銅製。
- ヒーター回路が音に与える影響をテストし新規開発。
- 華美な音色ではなく、湧水のように清らかで馴染のよい音色を目指す。
ラインユニット
ラインアンプ部のモジュール化によりハンドワイヤリングの良さと、プリント基板なみの経路の短さを実現。
また、ラインアンプモジュール付近にデカップリングコンデンサを左右独立で配置しシグナルループを極小化しています。
トランジスタアンプとの接続も考慮し、出力インピーダンス1kΩ、カットオフ周波数20Hz(20kΩ負荷時)とています。
超高品質パーツ
ハイグレードボリューム、銅製シャーシ、純銀箔コンデンサ、オリジナル電解コンデンサ、純銀リード抵抗、SSW配線材、KSL-VzII(純銀・シールド線)、オリジナルRCAジャック、オリジナル電源トランスなどの超高品質パーツを採用。 抵抗は金属皮膜型、巻線型、ホーロー型の3種類。 コンデンサはアルミ電解のブロック型及びチューブラー型、純銀箔コンデンサ、ポリプロピレンコンデンサ、セラミックコンデンサの5種類。 厳選したCRパーツを効果的に配置。
電源回路、ヒーター回路
整流管は6X4を採用。オリジナル電源トランスは試聴を重ね、適切な制振処理が施されています。
リップルフィルターコンデンサ(400μF)とデカップリングコンデンサ(約700μF/ch)を明確に分けて回路設計、実装設計を行うことにより強力な電源部を構成しています。
デカップリングコンデンサは3種類のコンデンサで構成されており(600+100+0.47μF/ch)各コンデンサのクセを押さえつつ、肌合いの良い音調に寄与しています。
各種テストの結果、DC点火のヒーター回路にはTO-3タイプトランジスタを用いた回路を採用し強力なリップル除去能力と電圧変動に対する安定度を保障。
DCラインながら低インピーダンス設計とし、純度の高い音質を達成。
加えて、試聴を繰り返し選定したCRパーツ、大型のブリッジダイオードの採用により力強く生き生きとした音を実現します。
スペック
| 入力 / インピーダンス | LINE(アンバランス) RCA 4系統 / 100kΩ |
|---|---|
| 出力 | LINE(アンバランス) RCA 2系統 |
| 使用真空管 | 6072×2, 6X4×1 |
| 周波数特性 | 4Hz~240kHz (+0dB -3dB, 100kΩ負荷時) |
| 歪率 | 0.07% (1kHz, 1V) |
| 残留ノイズ | 0.11mV |
| ゲイン | 25dB |
| 消費電力 | 21W |
| 外形寸法(突起部含まず) | 333mm(W) 160mm(H) 438mm(D) |
| 重量 | 17.5kg |
